自分は26歳のときに、大きな出会いがありました。

その当時自分は東京に住んでいる独身のサラリーマンだったのですが、小さな会社だったので中堅の立場になっており、仕事も一通りできるようなある程度充実した日々を送っていました。
自分には一つ悩みがありました。それは自分が長男で、実家を継がずに上京してきたことです。
実家は東北地方なのですが、父は小さな造園業を営んでおり自分が継がなければその家業が途絶えてしまうのです。

そんなことをぼんやり考えているとき、高校の同級生の友人とFacebookで出会いました。何度か飲みに行くうちに、彼が小さな県人会のような飲み会を定期的にしていることを知りました。
自分も誘われて参加すると、そこには年齢も性別もバラバラな人たちがいて、同郷なのを良いことにすぐにとても仲良くなりました。
また、同郷な上に、同じような境遇の人たちでもあるため、年上の人たちは人生の先輩として参考になりましたし、同年代の人は良き相談相手になってくれました。

まず参考になったのはAさんというすでに家庭も持っている38歳の方。
現在東京都内に住んでいるものの、家は賃貸のため最近地元に一軒家を探しているらしい。以外と300万円くらいの古い家もあったりして、それをリノベーションする計画を立てている話はすごく夢があって面白かった。自分も結婚して子供がいたら、東京で育てるより地元だよなあなど考えを巡らせたりしました。

そして、何より大きな出会いは、そこで出会った同じ歳の女性とつき合うことになったことです。まだ結婚はしていませんが、同郷で同じ話題がある人と出会えたことは本当に素晴らしい経験でした。

出不精だった自分ですが、やっぱり新しい人がいる所にはとりあえず顔を出してみることがすごく大事だなあと思った経験でした。