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10年ほど前ですが、その当時は広告代理店に勤務していました。広告代理店は業種の付き合いの幅が広く、いろいろな業界の人たちと接する機会が多い業種です。

その当時、クライアントの担当者は、ちょうど自分と同じくらいの担当者も多く、常に情報を求め、酒を飲む機会を設けていました。自分の場合、住宅系のクライアントが多く、その担当者と飲んでいる時、「他の業種の人間とも飲みたいね」という話が出ました。広告代理店は付き合いのある業種が多かったため、「集めてもらえない」とお願いされ、集めることになりました。

少し付き合いのあったブライダル系、人材派遣系、医療系、スポーツ系、観光系など業種がさまざまな人間を10人以上ピックアップしたと思います。

そして、それぞれに意図を伝え誘ってみると、みんなOKの回答。早速飲み会の場所と時間を決め、第1回目の懇親会を開催することに。当日、全員が集まり、自己紹介から。それぞれに興味があったらしく、でもなかなか会う機会がなかったみたいで、すぐに打ち解け、会は盛り上がっていきました。

30代という若さと気力があったせいでしょう。次の日からみなさん、連絡を取り合い、ビジネスの話が。聞いてみると、タイアップしたイベントの話や、企画の話など数本が進んでいるようでした。

その後、飲み会は3ヶ月に1回ほど開催をしていましたが、毎回、知り合ったメンバーの中でビジネスにつながっていったのです。

飲み会が結局異業種交流会の場となり、そこからビジネスにつながっていく。本当に理想の姿でした。それから、その飲み会に参加したいという話も逆にただくようになり、ますます広がっていきました。

思ったことは、異業種交流は意外にできそうでできない会であり、誰かが声をかけないと開催しにくい。だれか、声をかけまとめていく人間がいないと最初はうまくいかないかもしれません。その後は、リーダーになる人物に任せ、会を仕切ってもらう。そんな感じで進める感じでしょうか。ただ、異業種交流会は本当に有意義なので、思い切って開催する、もしくは参加してみましょう。

体験者:東京都千代田区在住 T.S